粉体加工技術
粉体を特徴づける特性としては、以下のようなものが挙げられます。
- ①粒子径
- ②粒度分布
- ③形状
- ④比重
- ⑤表面性(表面積・多孔質性・凹凸等)
- ⑥樹脂被覆
これらの特性を制御するのは以下のような技術です。
a)造粒技術
噴霧乾燥方式(湿式)、圧縮成形方式(乾式)、転動造粒方式(乾式)等を用いて、さまざまな形状、粒子径を持つ粒子を作製します。
b)分級/粒度調整技術
篩式、気流分級式等、複数の手法を組み合わせて粒度分布の調整を行います。
c)焼結/熱処理技術
静置式加熱、流動式加熱等、材質と狙いにあった加熱手法を用いて、粒子表面の性状や内部構造を制御します。 粒子内部に空孔を持たせたり、表面の凹凸性を調整することで、比重(粒子密度)を幅広い範囲で調整することが可能です。
d)樹脂被覆技術
各種の有機樹脂を粒子表面に被覆し、流動性や電気特性等の機能を持たせることができます。
このような技術の選択と組み合わせによって、さまざまな粉体、粒子を製造しています。
さまざまな表面性状の粒子
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さまざまな形状の粒子
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内部空孔をもった粒子
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さまざまな粒子径
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樹脂被覆
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