当社の主力製品「電子写真用キャリア」についてご紹介します。
複写機、プリンター、MFP(複合機)や軽印刷機には、電子写真方式を用いるものと、電子写真方式を用いないもの(インクジェット方式など)があります。
近年の「高画質」「高速印刷」「フルカラー」「高耐久(長寿命)」「高信頼性」といったニーズに最も適した技術は電子写真方式であると言われており、特にオフィス用途では、乾式トナーを用いたフルカラーのMFPやプリンターが主流となっています。
乾式トナーに電荷を与え、与えられた電荷によって感光体上に形成された静電潜像を現像する電子写真現像システムにおいて、トナーに電荷を与える方法は、トナーのみからなる1成分現像システムと、トナーとキャリアからなる2成分現像システムに大別されます。
近年は、前述の高画質、フルカラー等のニーズに対応するために、2成分現像システムが多く用いられており、用いられる2成分現像剤の性能が、複写機やプリンターの画質等の性能を大きく左右する技術の要となっています。